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第13話「何故、大人向け電子書籍絵本を始めたのか?」

DBSに入学し、2学年の初夏頃だったと思います。

ある1通のメールがメインPCのメーラ―に届きました。


それは私宛の出版相談でした。

当時、私は講演やセミナーの仕事(大学や国関連)も積極的に展開していましたので、いくつかの講演会のポータルサイトにも登録していました。

その当該ページを見ての出版相談でした。


内容は哲学の本を書いてみませんか?という、何とアバンギャルドな打診でした。

メールの送り主は、そう、現在のビジネスパートナーである電子出版専門の「ごきげんビジネス出版(以後、GB)」の伊藤編集長でした。


GBさんも当時は黎明期であり、積極的に著者開拓をされていて、講演会ポータルサイトの登録者へアプローチをされていて、そのうちの1人が私だったとのことです。


私は大学が哲学専攻であり、哲学好きなため、そのような内容もポータルサイトに登録していたところ、関心を持って頂いたようです。


しかし、私はそんな内容は面白くないので、独立後、全く営業をせずに顧客が増え続けていることをまとめるので「紹介営業」の本を書きたいことを告げ、快く承諾して頂いたのがGBさんとのご縁(取引)の始まりでした。


その後はDBSのソリューションレポート(修士論文相当)と紹介営業本の執筆に追われました。



それはさておき、そうこうしているうちにGBさんとは非常に仲良くなり、商業出版分野の出版社でしたが、絵本屋.comの構想を伝えると、伊藤編集長から「いいですよ、今井さん経由で入稿データを頂けたら出版しますね」とあっさりとこれまた快諾を頂きました。


2011年9月からの長年の悩みであった、電子書籍出版の技術課題がその時、解決されました。時は2015年の7月か8月だったとおぼろげに記憶しています。



こうして、私の本と同じような時期にサトウヒロシ「万年筆画絵巻レノン40」を2015年11月にアマゾンと国内の殆どの電子書籍販売サイトから出版できるようになったのです!



このレノン40ですが、パブーで無料発行していたショートショート絵本「大人の見本レノン40」が関係者内ですこぶる好評でしたので、そのパワーアップ版として全編、万年筆画で描き上げての全力投入の渾身の作品でした。



このデビュー戦ですが、何と、いきなり!

アマゾンの売れ筋絵本ランキング新着1位を獲得し、私と佐藤さんは感慨に耽っていました。


その後、毎月数本の新作をアマゾンで出版する怒涛の1年間を送り、数々の作品が絵本売れ筋ランキングで1位を獲得するようになりました。


しかし、大問題はまだまだ続きます。というより2024年11月時点の現在も続いています…。


さて、読者の皆様。

絵本屋.comの創業秘話シリーズは如何でしたでしょうか?


相当、内容を端折っての展開で大変恐縮でしたが、私が大人向けの電子書籍絵本サービスを始めた理由は大体、凡そ、多分、恐らく、ご理解頂けたかと思います。


つまり、自分がなりたかった絵描きやミュージシャン、エンターテイナーの夢の形を変えて、大人の心を癒す物語を、絵本のスタイルで提供し、そんな仕事で読者(顧客)、作家、私の三方良しを叶えたいのですね。


創業当時は更に大きな夢があり、平和に寄与する作品作りも目指していました。

今は、そんな大きな夢よりも1人の読者の心を癒すことに集中して、作家陣と大人向け絵本づくりに取り組んでいます。


ビジネスモデル自体には相当な課題があり、いつにそれが完成するのか不明ですが、私がこれまで携わってきた仕事の中で、一番楽しいものなので死ぬまで続ける考えです。


それは次回からはまた別のシリーズを書いていこうと思います。

引き続きチェックして頂ければ幸いです!







2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。

大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。




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