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  • 第10話「何故、大人向け電子書籍絵本を始めたのか?」

    時は2005年、日本は学生起業家やガレージカンパニーがスーパーベンチャーにのし上がるなど、不況からの再生を沢山の若者が自力で挑戦していました。 私も小粒ながら29歳当時であり、体力と時間、そして失うものは命くらいだったので、その時の人生の全てをベンチャー経営に注ぎました。 実際には7年ほどそれに取り組み、数々の逸話も創ることができましたが、2008年に発生したリーマンショックの影響で外部環境がそこから数年停滞したため、IPO計画は相当先延ばしの見通しとなり、私は2011年8月末でベンチャー企業から退任し、2011年9月1日に今の個人事務所である ピースライフジャパン を京都で創業しました。 天気の悪い、小雨の降るどんよりとした日を今も覚えています。 その7年間の中で、余りにも偶然ですが、その当時の住まいも徒歩5分圏内と近所であった佐藤さん(サトウヒロシ)との交流は大いに酒を酌み交わし、激しい人生論をやり取りし、そして遊びも頂点レベルに達し、それぞれ別々の仕事をしていましたが、私が個人で独立する際に温めていた大人向けの癒しの絵本ビジネスのことを彼に話してみました。 すると、丁度、彼も数年後には独立する考えでいて、何かオリジナルのメディアが持ちたいと思っていたようで、私たちの構想は完全一致することに至りました。 これは私にとっては孔明を得た劉備の如くの素晴らしい出来事でした。 しかし、ここからがビジネスの障壁に数秒でぶつかるのです。 【当時のビジネス問題】 1.二人とも絵本など創ったこともない。 2.電子出版など、どのように制作するかも検討もつかない。 2011年当時はアマゾンも漸く、日本でのキンドル(電子書籍サービス)を展開しようという手探り感満載の状況で、また、それまでの電子書籍と言えばPDFで読む活字モノが主であり、まして絵本など皆無に近かったと思います。 1の創作課題に関しては既存の絵本を読みまくり、構成を独学で考えることにしました。 この件はまだ良かったのですが、2の電子化は技術の問題であり、単なる営業マンの私が簡単にマスターできるものではなかったです(ウェブデザインの仕事はしていましたが領域が異なり、未知の世界でした) その解決のために、まずはPDFでの制作販売を考えました。 このフローは簡単です。手描きでもデザインデータでもPDFにするだけですが、このファイル形式の問題はPDFを譲渡してしまうため、著作権を守れないリスクがあることです。 つまり、PDFを入手した読者が誰かにそのファイルを流せてしまうということです。 ということで、数秒でボツ。 次に、フリーソフトです。 横浜の素晴らしいITベンチャーが独自の電子書籍ソフトを開発していて、良かったのですが 再生環境がWINDOWSのみで、様々なデバイスに対応することを最初から想定していたため、残念ながら断念しました。 更に、後々ビジネスパートナーとなるのですが、国内最強の電子書籍制作システムを展開しているスターティアラボさんにサービスを問い合わせすると、とんでもない導入金額とメンテナンス費用の返事が返ってきて、とても投資回収が不可であり、これも断念しました。 このように技術面での袋小路が当初の大問題であり、デビュー作品を販売するまでに4年もの時間が経過してしまった訳です(しかし、その間も多大なるチャレンジはしています。その件はまた後で説明します) 私の新規ビジネスである 「絵本屋.com」 はこんな危うい船出で始まりました。 この創業秘話シリーズでは、2015年11月に最初の作品である、 サトウヒロシ「万年筆画絵巻レノン40」 を販売するまでをお伝えします。 そろそろ、このシリーズは佳境を迎えていきます…。 絵本屋.com とは 2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。 大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作 「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」 はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。

  • 第7話「何故、大人向け電子書籍絵本を始めたのか?」

    1995年4月に私は京都の大学生になったのですが、その前に1995年1月に阪神淡路大震災、1995年3月オウム真理教による地下鉄サリン事件ととんでもない災害、事件が起きていました。 つまり、相当カオスな時期に私は上京都することになったのでした。 入学時も京阪神には大震災の影響が残り、神戸方面から進学してきた同級生たちは自宅が崩壊しているなど、厳しい状況下のままでした。 そんな時代でしたので、中々晴れの大学生活という明るい雰囲気ではなく、重々しい雰囲気がありました。 そして何より大衆大学に進学した私には京都の学歴格差社会というカルチャーショックが待ち受けていました。 要するに難関大学、銘柄大学以外はアホ扱いされる超厳しい向かい風が吹くことを18歳で初めて知ったのでした(今の多様性やらなんやらの時代ではNGな差別的なふるまいは実に普通でした) そのようなレッテル文化を味わったのと、滑り止めということと、尚且つ大学進学はミュージシャンになるための口実であると割り切っていたため、スグに自主退学しようと考えました。 しかし、親の手前、それはできないと道徳心が抑止力を働かせ、世間からアホ扱いされながらも兎に角、留年せずに卒業しよう、そして4年間の間に音楽活動に集中していこうと思い、音楽サークルに入ったのですが、大学近くのプレハブのようなアパートに住んだのが失敗で、ギターは騒音問題で思うように弾けず、ドンドン中途半端さが増していき、2回生の時に音楽サークルも辞めてしまいました。 まさにモラトリアムな日々を送るようになっていきました。 要領良く日々を過ごし、音楽的センスもなく、技術も進歩せずで袋小路状態であった私はそれでも夢を諦めずに長期戦モードに移行し、一度は就職した上で夢を追いかける選択をしました。 時はバブル経済崩壊後の大不況時代であり、超就職氷河期。 就職活動の話だけで、相当なシリーズになりますが、これもこの創業秘話シリーズでは割愛しまして、どうせ、どこで働いても厳しい社会人生活だと踏んだため、音楽関連の企業に就職しようと思い、当時は大阪本社の有線放送に営業として就職しました。 まだまだ私のキャリアドリフトは続いていきます…(無計画甚だしいアホですよね) 絵本屋.com とは 2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。 大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作 「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」 はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。

  • 第6話「何故、大人向け電子書籍絵本を始めたのか?」

    高3の秋口に気胸となった私は手術と2週間の入院生活を余儀なくされたのですが、その相部屋が呼吸器循環器病棟であったため、6人の患者は誰もが重病患者でした。 一人はもはや生きる気力もなくなり、ずっとカーテンを閉め、誰ともコミュニケーションを取ろうとしない方、そして私の前には認知症が進み、自分の症状が理解できていないお年寄りの女性。 ある日、その女性のもとに一人の若い男性が現れたのですが、私の目の前のベッドですのでその様子がそのまま伺え、目を凝らしていると、その男性が1冊の本を取り出し、その内容を読み始めました。 その本が何なのか、スグに解りました。 聖書です。 このような光景を17歳くらいの私が目にすることなどないのですが、その行為が何なのかもスグに理解できました。 「終末医療の一環か。確か、このお年寄りは明日、手術だったから。もしかして…」 次の日にそのお年寄りの手術が行われたのですが、その後、ICUから意外と早くに相部屋に戻られてきた際に、どうも足が壊死していたのか両足を切断する大手術を受けられていたことが解りました。 その夜中に術後の激痛があったのか、その方が泣き叫ばれたため、私が代わりにナースコールをしました。 と、いうような生死をリアルに考えさせる現場経験を積みました。 他にも色々エピソードはありますが、このシリーズでは長くなりすぎるため端折ります(笑) まあ、この時にダメダメだった腐った私のマインドがマシな方向性に軌道修正されたのでした。 「生きる意味をもっともっと考えて行こう」 そして2週間が経ち、退院と共に第一志望の大学の推薦入試を受験しましたが、当然ながら勉強はストップしていたため、不合格。その後、一般入試でその大学に2回挑戦しましたが全くダメでした(全然勉強していないアホには偏差値60の壁って高いなーと痛感させられました) 結局、私は滑り止めの大衆大学へ進学し、京都の大学生になったのでした。 花の都「大京都」は憧れの街でしたので、兎に角、一人暮らしと音楽漬けの日々を夢見て、上京都したのでした。 しかし、大都会「京都」で新たなカルチャーショックに翻弄されることとなるのです。 絵本屋.com とは 2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。 大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作 「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」 はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。

  • 第5話「何故、大人向け電子書籍絵本を始めたのか?」

    そんなこんなで高校3年の夏ごろから大学進学を決めた私は全く勉強していない自分の学力で合格できそうな大学を探し始めました。最初は東京の大学を考えていましたが、両親に負担をかけすぎると思い、関西の大学で、そして親戚がいて馴染みの深い京都の大学を目指すことにしました。 学部は文学部一択。 専攻は国文学か哲学。この当時、倫理の先生の熱血指導と迷える子羊化していた私は哲学が大変好きなマニアックな人物になってもいました(哲学書を読み漁っていました) オープンキャンパスなどしている暇も発想もなく、進学雑誌を読んで勝手なイメージのままで自分に合いそうな大学をピックアップし、1つの大学に決定しました。 しかし、その大学は偏差値60以上の所謂、ちょっと難しい総合大学で、相当自分を追い込んで勉強しないと合格できない先でした。 そうこうしていると、夏休みとなり、バンド仲間の同級生が1週間ほど神戸の代ゼミの夏期講習を受けにいくというので、それなら俺も一緒に行くということで、元町の遺族会館に2人で宿泊しながら私立大学受験に必要な3科目の夏期講習に通いました。 同じ兵庫県でも人口4,000人程度の田舎待ちで暮らしていた私には、神戸での1週間生活は当然ながら刺激的でした。 同じ高校3年生でも都会の子たちはファッションからあか抜けていて、とても同時代を生きているとは思えませんでした(特に女の子は刺激的過ぎました) そんな状況なので、カルチャーショックと共に1週間は光陰矢の如く経過し、大した学習成果は有りませんでしたが、ただ、受験とはやはり戦争なのだと痛感し、帰路につきました。 それからは1日10時間勉強するようにマインドセットし、毎日朝型まで勉強していました。 受験日は決まっているため、期間を定めると後はやるだけなので何も考えずに取り組むことができました。 そのようなモーレツな日々が続いた秋口に事件は起きました。 高校のマラソン大会を終えた次の日の土曜日だったと思います。 朝から何だか左胸が痛いな、締め付けるような痛みがドンドン強くなってきて、呼吸もしづらくなっていました。 土曜日でしたが、家には祖母しかおらず、どうしたものかと思っていましたが、暫くすると母が帰ってきて、そのまま近所の町医者を受診したところ、肺に穴が開く「気胸」という病気と診断されました。 スグに総合病院へ向かい、空気が漏れるのを防ぐための応急処置を受け、この病気は一時的に治っても再発率が非常に高いため、手術を受けることになりました。 そこから2週間ほど、呼吸器循環器病棟の相部屋に入院したのですが、この時の体験は中々の出来事となりました。 ( 絵本屋.com の創業秘話シリーズですが、私の半生が創業理由になるためまだまだ続きますのでご了承下さい(笑)) 絵本屋.com とは 2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。 大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作 「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」 はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。

  • 第4話「何故、大人向け電子書籍絵本を始めたのか?」

    記憶が曖昧になってきていますが、バンド活動以外、最低な青春時代を送っていた私の高校3年の初夏頃だったと思うのですが、休みの日に自分の部屋で過ごしていると、部屋のインターフォンがなりました(私の実家は民宿を営んでいたため、各部屋にインターフォンを設置していました。1階のリビングから3階の私の部屋への連絡は専らそれでした) 私「何?」 母「何か、家庭教師の案内みたいな人から秀司宛に電話がはいってるけど」 「なんやそれ?」 この頃の時代は訪問販売、セールス電話の大全盛期のため、よく解らない営業がしょっちゅうアプローチしてきました。 その電話に私は「大学には進学せずに、やりたいことがあるので」と秒殺で会話を終わらせようと、渋々、子機に出ました。 私「はい、もしもし」 営業マン「もしもし。秀司君ですか?私は〇〇の〇〇と申しまして、今、高校3年生の学生に進学のための色々なサービスの案内をしています。秀司君は高校卒業後はどうされるのかな?」 初めての電話なのに、非常に距離感の近い、そして熱心な雰囲気の口調に戸惑いながら私はこう答えました。 私「ボクは高卒でフリーターになって、渋谷でストリートミュージシャンになろうかと思っています」 このダメダメな返答で、この営業マンも「ああ、そうですか。解りました」と即答の上、この電話は終了すると思いきや…! 営業マン「うわ!凄いな!ええやん!夢があって羨ましいわ」 私「そうですか…」 営業マン「それなら一層、大学へ行った方がええで!」 私「?」 営業マン「今のミュージシャンって、大概、大卒やで!サザンの桑田さんは中退やけど。秀司君の好きなミュージシャンは誰?」 私「そうですね、長渕剛が好きですね」 営業マン「長渕さんか!九州産業大学中退やね。」 私「…?」 営業マン「フリーターで、東京に出てミュージシャンになるのもいいけど、大学に進学して音楽サークルに入ってもミュージシャン目指せるし、その方がお得やで!」 私「…(何だ、この新しい発想は!?)」 営業マン「だから、一回、進学を考えて、その上で将来のことを改めて考える方が色々良いことあると思うけどね」 その後、なんやらかんやら四方山話をして電話を終了したのですが、私の人生に強烈な影響を与えてくれたのはこの名前も覚えていない、顔も見たことのない、学習系企業の営業マンでした。 この素晴らしいアイデアを基に、私は高校3年の夏ころから遅すぎる受験勉強に進むのでした。 しかし、更に事件は続きます。 全てはネガティブシンキングの結果だと、随分、大人になってから気づくのですが…。 絵本屋.com とは 2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。 大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作 「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」 はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。

  • 第3話「何故、大人向け電子書籍絵本を始めたのか?」

    10月下旬になり、漸く秋の季節を感じる気温になってきましたね。 今朝は中々冷えて、防寒を意識し始めました。風邪に注意です。 さて、第2話の続きですが、15歳当時の私はセルフイメージを良くするためにペンをギターに変えたというところで話は終わっていましたが、ここからが大問題に直面してしまうターニングポイントに遭遇します! 幼少期の私は好きなものや好きなことが明確であり、先のブログで述べていたように将来の夢が明確にありました。 最初は絵描き、その後はミュージシャンと、とても純粋に夢を抱くことが出来ていたのです。 しかし、この純粋さが仇になるターニングポイントがあったのです。 ここから話が複雑になっていき、ゆくゆく絵描きもミュージシャンも諦めてしまうほどの影響を自分で自分に与えてしまうのですが…。 それは高校入試です! 先のブログの通り、エンタメカルチャー(主にサブカルチャーですが)にどっぷりハマっていた幼少期の私は勉強などする暇など有りません。 学校のテストなど、一夜漬けで体よくやっつけるだけで要領のみで乗り越える日々でした。 それもこれも将来の夢が定まっていて、学歴などは関係なく、絵や音楽の才能を磨くことが最も大事であると確信してしまっていたためでした(これが自分の世界の狭い視野です) 適当な高校の普通科に進学し、その後は上京して、フリーターでもしながら渋谷でストリートミュージシャンをしてチャンスを掴もうと漠然と考えていました。 そう、こんな感じのアホ過ぎる私でしたが、わざわざ担任の先生が自宅まで来て、進学校への進学案内に来てくれたのに、親の前で勉強はしたくないので普通の高校で良いと断ってしまたのです。 ここからは敢えて端折りますが、この適当な考えの結果、自分のイメージと余りにもかけ離れた高校生活に突入していき、その当時は何もかもやる気を失くしてしまいました。 唯一の希望はギターを弾くことくらいでしたが、ドンドン、超ネガティブな自分に変化し、今振り返っても最悪な3年間でした。全て自分のせいです。 (今ならばどのような環境でも自分の考え方ひとつで改善できる自信がありますが、当時は全て環境のせいにしていました。これこそ思春期のしょうもなさですよね) そんな高校生活を何とか乗り越えれたのはバンド仲間の存在でした。 バンドも作れず、音楽仲間も出来なければとっくに自主退学していました(実際、自主退学する同級生もいましたので…) そして、超やる気のない日々を送っていた高校3年の春か初夏頃だったと思いますが、1本の電話が自宅にかかってきました。 その電話はとても刺激的な内容でした!(第4話へ続く) 絵本屋.com とは 2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。 大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作 「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」 はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。

  • 第2話「何故、大人向け電子書籍絵本を始めたのか?」

    さて、昨日(2024年10月21日)から執筆を始めたブログですが、気分が乗っているうちに第2話をということで。 そう、15歳、16歳当時の私には超思春期問題が降りかかってきたのです。 その当時は週刊少年ジャンプ大全盛期でマンガやアニメ、そしてゲームがとんでもない勢いを持っていた時代で、私は第1話で述べたように一人の時間が多分にあったため、それらに耽ってしまいました(勉強なんてしている暇など有りません) もはやお気づきだと思いますが、そんな超インドアな少年に社交性など皆無であり、コミュニケーション能力は全く磨かれず、自分では気づきませんでしたが、その頃に台頭していたオタクのような存在になっていたのです(私はオタクを否定しているのではなく、私は自分をオタクではないと思っていたのでという主旨ですのでご理解下さい) 当時のオタクに対する世間の印象は余り良くなく、「ん?もしかして、俺は誤解されているのか?」と漸く気づき、趣味嗜好を刷新しないと自分のイメージが思わぬ方向に向かってしまうと危機感を覚え、その時、握りしめていたペンをギターに持ち替えたのでした。 (これはこれで良い判断でしたが、絵が描けなくなった今ではペンも握ったままで良かったと反省しています) 小学校、中学校の音楽の時間に耳にするクラシックは相性が合わず、勘弁して欲しかったのですが、歌謡曲も全盛期時代であり、沢山の楽曲を毎日耳にする中で、自然と音楽は好きになり、その中でもロックな音楽に痺れていたことから「そうだ、ロックをしよう!ロックをしているならインドアな印象を変えられるはず!」と単純に思い、当時1万円くらいのストラトモデルを音楽雑誌に掲載されていたVIVA楽器から通販で購入し、絵描きの道から音楽の道に大転換したのでした。 そこからは音楽ばかりの日々で、私のイメージもギターを弾いている人、バンドをしている人、多分ロックな人になっていくのでした。 しかし、ここでもまた大問題が発生するのです!(そんなんばかりです) 第3話へ続く。 絵本屋.com とは 2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。 大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作 「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」 はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。

  • 第1話「何故、大人向け電子書籍絵本を始めたのか?」

    私、 絵本屋.com 主宰の今井が、2011年9月1日に大人向けの電子書籍絵本サービスを始めようとして立ち上げた個人事務所の ピースライフジャパン は今年で13年目を迎えました。 絵本屋.com は2015年11月から正式にサービスを開始し、9年目となります。 このブログでは私が絵本屋.comを始めるきっかけとなった出来事や動機について、まずは書いていこうと思います。 絵本屋.com の着想は恐らく、大昔の私の幼少期の体験が基にあると考えています。 今から40年以上前のことですが、私は小学生の頃、共働きの両親の長男として小さな田舎町で祖母に面倒を見られながら毎日を過ごしていました。 その頃のエンターテインメントと言えばTVとマンガでしたが、家には殆ど誰もいなかったため、大量に裏紙として利用される予定の新聞の折り込みチラシに絵を描きまくって時間を潰す日々を送っていました。 そんな生活を何年間もしていると、当然ながらデッサンの能力は向上し、絵が得意な子供になるわけで、いつしか漫画家やイラストレーターに憧れるようになりました。 今ではめんどくさくて絵はもう描きませんが、その頃は一番の娯楽でプラモデルを作るか絵を描いたり、マンガを描いたりしていました(教科書は落書きだらけ、国語なんかは作家の写真を如何に別人にできるかにハマっていました) そんな感じで時は流れ、美術の成績はずっと最高のまま、中学卒業までは「絵描き」になる!が自分の世界の中心で順調に過ごしていました。 この自分の世界の小ささが、この後に大問題を起こしていくのですが! 15、16歳の超思春期に良くある罠にハマり、それからは相当ダメダメな青春を私は迎えていくのです…(第2話へ続く) 絵本屋.com とは 2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。 大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作 「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」 はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。

  • 『名作「明日今」ができるまで』第4話

    2017年の暮れ、私のPCに一通のメールが届きました。 それは、関西のキー局MBSの人気番組「ちちんぷいぷい」のディレクターさんからのものでした。 件名を見た瞬間、何か特別な予感がしましたが、内容を読んでみてその思いが確信に変わりました。 「大人がハマる絵本」というテーマで、石田敦子さんが担当する時事コーナー「ニュース百景」で絵本を紹介したいとのこと。そして、その候補として私たち絵本屋.comのHPや電子書籍絵本が興味を引いたと書かれていたのです。 取材依頼があるなんて夢にも思っていなかったので、私はその場で思わずガッツポーズをしてしまいました。もちろん返事は即答、「ぜひお願いします!」と二つ返事でお受けしました。 それから、ディレクターさんとはメールや電話でやり取りを重ね、放送日が決まるのを楽しみに待っていました。待つ間も次第に期待と緊張が高まっていきました。そして2018年の秋、ついに連絡が入りました。 「12月に生放送にご出演いただけますか?」 というお話です! 出演当日は、私の京都にある事務所で絵本作家のサトウヒロシ氏と一緒に対応することとなり、石田敦子さん自ら取材に来てくださることになりました。 実は私、石田敦子さんの隠れファンだったので、その緊張感といったら計り知れませんでした。しかも、これは生放送です。普段、画面の中で見ていた憧れの方を前に、私たちは言葉を失うほどの緊張に包まれながらも、精一杯対応しました。 いよいよ本番。 「明日今」 の紹介映像が流れたあと、男性アナウンサーが絵本の本文に合わせて朗読してくださいました。その声の美しさと、朗読の迫力には心を奪われました。そして何よりも、私たちの作品が大勢の視聴者の前で紹介されていることに、胸がいっぱいになりました。 放送後の反響は想像以上のものでした。 電子書籍であるにも関わらず、 「明日今」 を購入したいという方が、直接私の事務所にまで訪ねてこられるほどでした。メールやSNSでも感想がたくさん寄せられ、全国から応援のメッセージが届いたのです。あの瞬間、絵本作りの苦労が報われたような気がしました。 「ちちんぷいぷい」での経験は、私たちにとって特別な思い出であり、 「明日今」 がたくさんの方に届くきっかけとなった大切な出来事でした。これからも、このようなエピソードを胸に、心を込めて作品を作り続けていきたいと思います。 そして、この一件から更に凄いことが起こるのです! 絵本屋.com とは 2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。

  • 『名作「明日今」ができるまで』第3話

    2016年5月28日の一件から恐らく1週間もしないうちに、サトウヒロシ氏から何本かのラフ付きのシナリオが届き、その中の一つに 「明日今」 の原型がありました。 ラフレベルでありながら、読み進めると鳥肌の立つ感動を覚えたことを今でも鮮明に記憶しています。 私「何これ!?サトウさん、新境地に入ったんじゃないの??」 ストーリーは非常にシンプルなのですが、キャラクター、環境設定、迫力が最大化した万年筆画、そして何より、この絵本を名作として完成させているのは登場人物の 「台詞」 だと思っています。 その台詞には相当なリアリティがあり、読者を一機に絵本の世界に連れて行ってしまうほどの効力がありました。つまり、絵本の内容がまるで自分事のように思えるというエフェクトです。 そのラフを確認した段階で、私はこの作品であればイケる!と手ごたえを感じました。 スグさま、サトウさんへ本制作のゴーサインを出し、何とそれから2週間程度で絵本を完成させ、2016年6月29日に販売を開始したのでした。 この頃のサトウヒロシ氏の絵本制作へのパッションは恐らく最高潮に達していたと思います。元々、超高速の制作スピードを発揮できる作家ですが、その時のものづくりは現在と比較しても一番だと思います(絵本制作に限っての話ですが) こうして名作 「明日今」 が世に出ていったのですが、アマゾンキンドルストアの総合ランキング第2位を獲得する要因には、実はミラクルな出来事があったのでした…。 勿論、販売後には絵本ランキングでは1位を獲得し、順調な売れ行きでしたが、総合ランキングではまだまだでした。 それは確か、発売から1年半が過ぎた2017年の暮れのことだったと思います。 1通のメールが私の元へ届いたのですが…! 絵本屋.com とは 2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。

  • 『名作「明日今」ができるまで』第2話

    2015年11月に大人が楽しめる電子書籍絵本レーベル 「絵本屋.com」 を本格始動させ、作家陣と意欲的に新作づくりを次々と展開していた私は早々に大ヒット作品を電子書籍市場に送り出したいと考えていました。 その思いを全く同様に捉えてくれていたのが、 絵本屋.com 立ち上げメンバーのサトウヒロシ氏ですが、彼は毎月1冊の作品づくりに取り組み、その作品群の殆どがアマゾンキンドルストアの売れ筋絵本ランキング1位を獲得する人気ぶりでした。 しかし、スグに課題が判明しました。 元々、リサーチ済みでしたので想定内の課題ですが、キンドル内では絵本の読者は非常に少なく、絵本ランキングで1位になっても大した反響を作れなかったのです。 そうすると、狙うのはキンドルの全電子書籍のランキングである総合ランキングとなります。 これは相当な難易度があります。 しかし、そのレベルまで到達しないと全く儲からないのもよく解り、何とかならないかと二人して焦っていました。 そんな最中、ヒット作品づくりのアイデア探しに絵本学会の大会(2016年5月28日@京都女子大学)に参加したのですが、そこで我々が味わったのは旧態依然としたクラシカルな絵本に酔いしれる学会会員及び参加者の光景でした。 私は絵本学会に数年間、会員としてその動向をウォッチしてきたのですが、残念ながら絵本に対する革新的な取り組みは感じられませんでした(これは私の立場での意見ですのでご了承下さい) 上記の大会に参加した際に、二人で今は無き、京都の新京極商店街にあったシェーキーズで安酒を交わしながら、現況の絵本市場の危うさを話し合い、やはりもっと大人が堪能できる質の高い絵本を創らないと!と激論を交わしました(確かビールを3杯くらいとピザやパスタを食べながら※サトウヒロシ氏は根っからのフライドポテト好きのため、それを頬張りながら) そこで私が彼にテーマとして投げかけたのが、日本人なら大概好きな「自己犠牲」だったのです。 その振りを受けて、彼は「 自己犠牲ねぇ、解りますよ、勿論。ただ、お涙頂戴な感じになったらダメですよね、そして誰かが死ぬとかもダメです。ボクはそういうの、好きじゃないから」 と私に返答しました。 私 「そうそう、ボクもそう思いますよ。中々難しい注文ですが、サトウさんならきっと描けますよ。いくつかシナリオを考えてみてもらえないですか」 こんなやり取りをして、その日は別れたと思います。 ※いつもなら、カラオケやラウンジに行って朝帰りな二人ですが、その日は実にクールに帰宅しました。 そして数日後にいくつかのシナリオがサトウヒロシ氏から挙がってきたのですが、その中の一つに! 絵本屋.com とは 2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。

  • 『名作「明日今」ができるまで』第1話

    皆さん、こんにちは。 先ほど、折り畳みの椅子を閉じる際に左手の中指を詰めてしまった 絵本屋.com の今井です。 年末は娘が車のドアに右手の親指を詰め、まだまだ療養中のところ、私も…。 まあ、軽くですので大丈夫です! さて、今日からシリーズものを書いていこうと思います。 何と! 絵本屋.com 史上、最大のヒットとなったサトウヒロシ氏の 名作「明日死ぬかもしれないから今お伝えします」 通称「明日今」ができるまでのことをお伝えしていこうと思いますので、是非チェック下さい! そして、このブログの各記事にはいいね!と思われた際に押せるハートマークがありますので、そちらもポチっと教えて頂くとモチベーションが上がります! この 絵本屋.com ですが、 創業物語 で述べてる通り、当初は親友であるスーパーデザイナー、現絵本作家、現万年筆画家のサトウヒロシ氏と立ち上げた訳ですが、彼のメジャーデビュー作 「万年筆画絵巻レノン40シリーズ」 がいきなりアマゾンキンドルストア売れ筋絵本ランキング1位を獲得し、絶好調なところ、もっとインパクトのある作品づくりのため、私と二人で相当な議論を展開していました。 実はサトウヒロシ氏の作風はファンの方ならばお気づきかと思いますが、必ずハッピーエンドになる流れがあり、それが彼が最も大事にしているポイントなのですが、私は数多のエンタメ作品を見てきて、日本人が好きな作風に「自己犠牲」というものがあると確信していました。 所謂「大切な相手のためなら死ねる!」という奴ですね。 (梶原一騎先生の「愛と誠」の岩清水を思い出します) そのエッセンスをどうにか作中で昇華できないかと彼に依頼したことが、「明日今」をデザインする始まりだったと思います。 先に述べた通り、彼はハッピーエンドを大事にするので、この点に関しては相当悩んだと思います。 こんなことをテーマに議論を深めていた際に、丁度良いタイミングで 絵本学会 の大会が京都女子大学で開催されることとなり、何か良いアイデアに触れられるかと考え、二人で参加することにしました。 2016年5月28日のことだったと思います。 絵本屋.com とは 2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。

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