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第12話「何故、大人向け電子書籍絵本を始めたのか?」


ベンチャーに在籍していた当時からMBAに関心があり、関連書籍は殆ど読み漁っていました。当時は経営を学ぶためが一番の目的で、時間も体力も限界でしたが、ウィークエンドMBAという衝撃の広告で名古屋商科大学ビジネススクールが勢力を伸ばしていたころで、オープンスクールには参加しました。内容はとても魅力的でした。


しかし、やはり時間と体力に自信がなく、その際は断念していました。

2011年に今の事務所で独立し、2年が経過した際に絵本屋.comのビジネスモデル構築を目的として、ビジネススクールへ行こうと思い始め、通いやすく、京都では断トツの知名度、人気度を誇る同志社ビジネススクール(以後、DBS)の門を叩くことにしました。


働きながら、夜間と土日に勉強する2年間。そして、その中で修士論文に相当する自分の課題解決のためのソリューションレポートを書き上げなければ大学院の修了要件を満たせません。


中々手ごわいことになるとは思いましたが、37歳当時の私は「挑戦」を選択しました。

当時はもう一つの懸念事項がありました。長年のハードワークがたたって自律神経不調にも悩まされていました。この体調不良も絵本屋.comを上手く前進させることができなかった理由でもあります。この不調は色々な取り組みで2年間を費やして回復させました。


DBSの受験は10,000文字程度のエントリーシートと面接のみでした。

私の面接官は著名な教授陣でした。


私から見て、中央の席に、当時の研究学科長の加登先生(管理会計学の権威)、右の席にはあの、浜矩子先生、左の席にはその後、私のゼミ担当となる児玉先生(元官僚)の3名を相手にDBSに進学するための意思確認の面接を行いました。


これまた中々白熱な面接でした。浜先生が文化論を得意とされるので、構想中の絵本屋.comの件に関しては色々と議論させて頂きました。


というような受験を終え、無事に2014年4月にDBS(11期生)に入学し、私はMBAプログラムと絵本屋.comのビジネスモデル構築に取り組んでいきました。



その2年間のありさまもこのシリーズでは端折りますが、結果的にビジネスモデルキャンバスというフレームワークとリーンスタートアップという手法を用いて、絵本屋.comのビジネスモデル構築に当たっていきました。


そして、この時に凄いことが起きたのです。


確か2015年の初夏ごろかと思います。

1通の奇跡的なメールが届いたのです…。







2015年11月からサービスを開始した、大人向け電子書籍絵本レーベル。

大人が笑える、泣ける、癒されるといったピュアな感情を得られる絵本を所属の絵本作家陣と共に創作し、各種電子書籍絵本ポータルサイトで販売している。代表作のサトウヒロシ作「明日死ぬかもしれないか今お伝えします」はアマゾンキンドルストア総合ランキング第2位を獲得する大ヒット作(2018年12月にMBS「ちちんぷいぷい」に今井とサトウヒロシが生出演で作品が放送されている)絵本屋.comの一部の作品は海外でも人気を博し、中国、台湾、韓国、アメリカで紙書籍、電子書籍で流通している。




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